サイト運営のコツは、コンテンツの価値に継続性を持たせることにある
よくも悪くもWEBの世界は次から次へとおかしなものが湧いては消えていく空間だけど、この年末になってまたひとつの炎上案件が発生したようだ。
DeNAの作っていたキュレーションという名のパクリサイト群が炎上し、WELQをはじめとして9つのサイトが閉鎖に追い込まれた。
かなり知られた事件になっているけど、いちおうざっくりと説明しておくと、WELQは医療や健康系の検索キーワードに対応する記事を大量にパクり、リライトし、それをサイトに掲載することでGoogleの検索結果の上位を抑え、PVを稼ぎ、広告収入を得ていたサイトだ。
記事のパクリと、真偽の不明な医療情報をばらまくという二重の罪で炎上し、あえなくサイト閉鎖となった。
これまで記事作成にかけたお金は全部無駄になったわけで、正直ざまあみろとしか思えない。
私もいろいろとサイト運営をしているが、自分がまったく知識のない医療や健康の分野についての情報を扱うほどバカではないので、特に何の被害も受けていない。
でも、たちの悪いサイト運営業者が潰れるのは喜ばしい。
ところで、個人的にサイトのコンテンツを作る上で心がけていることがある。
それはコンテンツの価値に継続性を持たせる、ということだ。
いつも一定の時間と労力をかけてコンテンツを作成し、10年たっても一度作った記事には継続的にアクセスがあることを目指している。
そういう記事を積み上げていけば、自然とPVは増えていくし、収益も上がっていくようになる。
WELQみたいに継続性のないことをやっていれば、今回のように必ず問題が起き、かけたコストが無駄になってしまう。
人から非難されるようなことはしたくないから、私はパクりもリライトもやらない。
そもそもテキストを書くのが好きでサイトを運営しているのだから、リライトなんてしたくもない。
自分でオリジナルのテキストを書いたほうが、絶対にいいものになる、という(根拠のない)自信はあるし。
パクリなんてやって稼いでも誰にも尊敬されないし、認められもしないわけで、そういうことに労力を費やすのは、人生の限られた時間の無駄遣いになってしまう。
真面目にコンテンツ作成に励んだ方が精神衛生上もよろしいし、最終的に得られるものも大きくなるはずだ。
というわけで、今日もちまちまと文章を書いては直してを繰り返し、ちょっとずつコンテンツの増強を図っている。
地味な話だけど、そういうのが楽しいと思える人だけがサイト運営をやるべきだと思う。