収益目的のブログも、大半が遠からず死ぬだろう
先日、Googleがキュレーションサイトの順位を下げるアップデートを行った。
まったく驚くようなことではなく、Googleは昔から一貫して価値の低いサイトをアルゴリズムで判別し、その順位を下げていくという施策を行い続けている。
一時的にスパムサイトの側が検索上位を占めて有利になっているように見えることもあるが、結局は仕切っているのはGoogleの側なので、必ずスパム側は敗れることになる。
それでもスパムをしつこく続ける連中もいるのだろうけど、1〜2年で無駄になるノウハウを構築し、Googleによって駆逐され、また新しいノウハウを考える、なんていう貴重な人生の時間の無駄遣いにはげんで、いくばくかの収入を得ることに興味がそれほどあるのなら、好きにしたらという感じだ。
Googleの対応が遅いように見えるのは、今後同じようなマネをする連中が現れても、まとめて駆逐できるよう、アルゴリズムを強固に構築しているからなのだろう。
手動でいくつかのサイトの順位を下げても、ドメインを変えてまた類似のサイトを作られてしまえば、それこそイタチごっこになる。
そのため、類似のものを的確に見分け、まとめて駆逐できるようにとアルゴリズムを構築するために、ある程度の時間を要することになり、その間は一時的にスパム側が勝利しているように見える。
とまあそれはさておき、今回のキュレーションメディアの駆逐を受け、収益目的で乱立されまくっている、個人が運営するブログ群もまた、遠からず駆逐されていくだろう、と思った。
おそらくは既に影響を受けているブログが多数あるのだろうけど、今後はその傾向がますます強化されていく可能性が高い。
WELQが騒動になっていたころ、医療や健康関連の情報を色々調べていたら、怪しい知識で書かれた素人のブログが上位にかなりの数、上がっているのを目にした。
こうした収益目的のブログによる検索汚染もひどくなっていて、いつまでもGoogleが放置するとは思えない。
最近では「ブログ=質の低い情報を適当に書き散らすだけの迷惑サイト」というイメージが私の中では構築されている。
ブログは検索に有利、という話は何年も前からあったが、それが一般に広まりすぎ、お手軽に収益を得る手段として確立され、検索がしょうもないブログで埋まりすぎてしまった。
おそらくキュレーションに続き、収益目的のブログの乱立状況にもGoogleが対処し、収益やPV自慢をしている連中は消え去っていくことだろう。
もちろんこれはすべて私の想像と予想に過ぎないので、そんなことが起こるはずがないと信じる人たちは、今までと同じく、せっせと記事の量産に励んでくれてかまわない。