ヨッピーさんの記事にこのブログのことが書かれていたので、PR表記問題について再び触れてみます
ヨッピーさんがこういう記事をブログに掲載しているのを見かけました。
この記事の中で「実際、今回の議論中にもアフィリエイトブログの方が批判記事を書いて、「じゃあお前も【アフィ】って書いておけや」みたいなコメント貰っていて、そのコメントにけっこうスターがついてました。」という記載があり、これはこのブログのことなので反応しておきます。
このブログは、はてなブログの無料アカウントで運用していまして、自分の広告は掲載しておらず、1円も収益を得ていませんので、私はこのブログの記事のタイトルに【アフィ】とは付けませんし、付ける必要がありません。
表示されている広告は、はてなブログの運営者さんが掲載しているものです。
このブログは手慰みというか、時間に余裕がある時にサイト運営で得られた知見をメモって共有しておこう、という趣旨でやっていまして、基本的に収益目的ではありません。
(収益自体は大好きなので、安定してものすごくアクセスが増えたら有料アカウントにして広告を貼るかもしれませんが、更新ペースとテーマからして、そういうことは起こらないでしょう)
ちなみに「タイトルにPR表記するかしないか問題」の関連記事で3万PVくらいはあったので、広告を貼っていればおそらく6〜7000円くらいは入ったわけですが、それははてなブログの運営者さんの収益となっています。
よかったですね。
無料ブログにも【AD】表記は必要?
ここでちょっと考えてみると、無料ブログにも運営者の広告が表示されるわけで、このブログの記事にもすべて、運営者が自動的に【アフィ】や【AD】を付与するべきではないか、という話を、持ち出そうと思えば持ち出せますね。
そうなったら無料ブログ界隈もかなりのダメージを受けることになりそうですが、この件を深掘りすると、このブログがいつの間にか消滅することになるのかもしれません・・・。
(これはもちろん冗談ですが)
このあたりはページ内の広告の周囲に「スポンサーリンク」と表記する、サイトのコンテンツとは誤認しないようにする、というのが一応のルールになっていて、タイトルに何らかの表記を入れるべきだ、という議論は存在していないようです。
広告として作られた記事ではなく、作りたい記事を作って、それに広告を付与する形式であれば、読者にとってさほどの不利益はないので、タイトルにまで記載する必要はない、という認識でいますが、それでおおむねコンセンサスは得られているのでしょう・・・かね。
広告記事に【PR】は付けておくのが妥当でしょう
こういう風に広げていくと問題がぼやけてしまうのですが、広告記事は「クライアントから金銭を受け取り、クライアントの宣伝広報のために作っている記事である」という明瞭な基準がありますので、タイトルに【PR】と付けておくのが、やはり読者に対して誠実な態度であると思います。
その理屈で、アフィリエイト広告のために作った記事(アフィリエイト広告がなければ作られなかった記事)もまた、【アフィ】や【AD】とタイトルに付けるべきでは、というなら、その通りだと思います。
もっとも、私の場合はアフィリエイトをやっていたのはずいぶん昔のことで、広告のために記事を作るのはあんまり楽しくないなーと思ってやめてしまいました。
そして、こことは別のサイトで、自分の書きたいことを書いてたら、アクセスが自然と集まってきたので、広告を掲載する、という流れでやっています。
このため、今はタイトル表記の対応をするべきサイトは持っておらず、だから言えるんじゃないかと言われれば、その通りではあるんですが・・・。
タイトルへの表記の有無は、記事の作成が、なんのために行われているか、どういう背景を持っているか、によって決定されることなのかな、と思います。
表記問題を厳密に追及していくとキリがなくなっていくのは確かですが、ひとまず広告記事に【PR】を付けるのは妥当な措置だと思いますし、ヨッピーさんが言うには、実際に付与してもそこまで影響がないそうなので、「みんな付けるで決まり!」でいいのではないかと思います。
悪い人の方が得をしてしまう問題は確かにやっかい
しかし一方で、こういう議論をしたところで、そんなのお構いなしにひっそりとステマをし続ける人たちもたくさんいるわけで、目立つ人や真面目な人の方が損をしてしまう、というのは確かに問題だと思います。
このあたりはそんな悪質な業者と関わっていると、長い目で見て損をしますよ、とクライアントが認識を得る必要があるのでしょうけど、そんなのお構いなし、という悪質なクライアントもまた存在しているでしょうから、すごくやっかいです。
悪貨が良貨を駆逐する、という状況になりかねないところがあるのもわかりますが、かといって真面目にやろうとする側が【PR】表記をしないと、そこが弱点となって攻撃される材料になってしまうので、穴はふさいでおいた方がよいだろうと思います。