AMPを導入したら、直帰率が大幅に低下した
先週、運営しているサイトにAMPを導入してみた。
(AMPはGoogleやTwitterなどが推進している、WEBページを高速で表示するための規格のこと。これに対応するとGoogleがページをキャッシュし、検索の対象に加える。)
そしてアクセスデータを確認したところ、AMP対応をしたページでは、直帰率が大幅に低下していた。
具体的には、それまでは50%だったのが、30%になっていた。
これに伴って、セッションごとのページの閲覧数が増加し、サイトの滞在時間も伸びている。
つまりはユーザビリティが大幅に改善された、ということになる。
表示を高速化するとアクセス指標が改善される、というのはよく言われていることなのだけれど、AMPにここまで効果があるとは思わなかった。
(逆に言うと、今までは表示の遅さのせいで、かなりの数のユーザーが閲覧を終えずにサイトを立ち去っていた、ということだ)
広告のCTR(クリック率)についても、AMP対応をしていないページよりも、パフォーマンスがよくなっていることが確認できた。
ページのコンテンツを最後まで閲覧するユーザーが増えたことで、広告の視認率が上がったことが影響しているのだろう。
AMPには色々と制限があって、全てのページに導入するのは難しいだろうけれども、テキストが主体のページや、検索流入を重視しているランディングページなどには、積極的に導入していった方がよいと思われる。
初期の頃はGoogleアナリティクスの解析データがうまく結合できないといった問題もあったようだが、今は解消されている。
また、AdSenseなどの広告の表示も高速化がはかられており、こちらの面でもさしたる問題はないようだ。
環境が整ってきているので、今頃がAMPを導入するのに、適したタイミングになっているのではないかと思われる。