関連コンテンツユニットの位置を変えたら視認率が大きく向上した
Adsenseの関連コンテンツユニットは以前、成果がもう一つだったので設置しないことにしていた。
けれど、WordPressのテーマを変えた関係で、関連記事を自動的にいい感じで出してくれるプラグインが使えなくなってしまったので、再度導入することにした。
配置は
・本文
・SNSシェア・フォローボタン
・関連コンテンツユニット
という順番で、視認率がわずか6%程度だった。
なので成果もあがっていなかったのだけど、ふと思いついて
・本文
・関連コンテンツユニット
・SNSシェア・フォローボタン
の順番に変え、関連コンテンツユニットをコンテンツの直下に置いてみた。
変更の結果
すると視認率が20%まで上昇し、大きな変化があった。
視認率が3倍以上になったので、クリック数が大幅に増加し、収益も増えている。
視認率の改善に伴って、しばらくすれば単価も上昇してくるだろう。
また、これによって関連コンテンツユニット経由の閲覧数が増え、PVの増加につながっている。
並びを変えるだけでもけっこうな違いが出る
このように、配置を変えるだけでもけっこう違いが出るので、関連コンテンツユニットの成果がいまいちだと感じてる人は、コンテンツにより近い場所に配置を変えてみると、よい影響が出るかも知れない。
元の視認率が低い理由
それにしても6%は低すぎでは、と思った人もいるかもしれないが、これは私のサイトがページ分割をしているためで、「次のページを見る」ボタンよりも下の領域は、かなり視認率が低めになる傾向にある。
関連コンテンツユニットとページ分割は、収益の面で見ると相性がよくないということになる。
SNSボタンの変更
ところでこの結果を見ると、SNSボタンのところで14%くらいのユーザーが、それより下を見なくなっていたわけで、これほど違いがあるのかとちょっと驚いた。
私のサイトの場合、シェアボタンが6個、それに加えて「この記事が気に入ったらいいね!しよう」という大きめのボックス、さらにはRSSやpocketなどのフォローボタンまで表示していたので、スマートフォンで見ると、画面全体を占有してしまうくらい、SNS関連の領域が大きかった。
このように、サイトの運営者にとっては重要だが、ユーザーの興味はあまり引かない領域が続くことで、離脱率が上がっていたのだろう。
これはよくないかなと思い、シェアボタンはフェイスブックとツイッターのみに絞り、あとはフォローボックスだけにして、SNSの領域を縮小させてみた。
もともとコンテンツのタイプが、SNSで拡散されやすいものではないので、SNSボタンに領域を割きすぎていたのは、マイナスの影響が大きかったのだろう。
SNSでの拡散が重要なサイトの場合には、関連コンテンツユニットはシェアボタンの下でもいいのだろうし、サイトのタイプによって、最適解は変わってくると思われる。