海外では広告ブロッカーの導入率は無視できないレベルになってきているようです
こちらの記事によると、海外でのブラウザへの広告ブロッカーの導入率は、かなり高まってきているようです。
モバイル分野では、中国で13%、インドでは28%、インドネシアでは58%(!)のユーザーが広告ブロッカーを導入しています。
中国や東南アジアでは広告の表示の仕方がかなりひどい、という話を聞いたことがありますので、そういった問題の影響があるのでしょう。
今のところ日本では導入しているユーザーは限られているようですが、有料アプリのランキングの上位にはずっとブロッカーアプリが張り付いており、じわじわと導入が進んでいることが明らかになっています。
個人的には自分のサイトにユーザーを不快にさせるタイプの、上から降りて来て誤クリックを誘うような広告は表示させていませんが、私がそうしたところで、他のサイト運営者がユーザーを不快にさせる広告を表示することを止められるわけではありません。
ブラウザの開発者や、広告配信者がそういった広告を非表示にしたり、配信しないというレギュレーションを設定する必要が発生しているのだと言えます。
こういう問題は何年も前から指摘されていましたが、サードパーティの広告ブロッカーが広まったことにより、ようやくGoogleも本格的に対応しないといけないと考えるようになったようです。
Googleは近いうちにChromeに広告ブロッカーを導入し、Androidユーザーであれば、デフォルトで広告ブロッカーが使える状態になる見込みです。
これによってAdSenseは表示させつつ、おそらくはスクロール系などの不快な動作をする広告や、内容に問題のある広告を非表示にしていくのでしょう。
広告ブロッカーの導入の広まりは、収益を優先するあまり、広告の内容や形態を野放しにして来たことのツケが回ってきているのだと言えます。
AdSenseでも扇情的なマンガ広告が頻繁に表示されており、これが不快なので、私は表示されないようにブロックをかけていますが、こういった問題についてもGoogleは真剣に対処しないといけない時期に来ているのだと思います。