バフェットはどうしてオキシデンタル・ペトロリアムに投資するのか?
世界的な脱炭素の流れの中で、石油会社は「時代遅れ」の投資先と見なされがちだ。
しかし、「投資の神様」ウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハザウェイは、米国の石油・ガス大手オキシデンタル・ペトロリアム(以下、オキシデンタル)の株式を30%近くまで取得し、今なお買い増しを続けている。
一見すると、この動きはバフェットの「長期投資」の哲学と矛盾しているように見えるかもしれない。
しかし、その内実を詳しく見ていくと、オキシデンタルが単なる石油会社ではなく、未来のエネルギー社会に適応するための野心的な事業転換を進めていること、そしてそれがバークシャー自身の事業と深く結びついていることが明らかになる。
バフェットの投資は、オキシデンタルの「現在」と「未来」の両方に向けられた、実に巧妙な一手なのだ。
強み①:現在のキャッシュを生む「低コスト石油事業」とバフェットとの絆
バフェットの投資の根幹には、オキシデンタルのCEOであるヴィッキー・ホラブ氏への強い信頼がある。
両者の関係は、オキシデンタルが2019年に同業のアナダルコ・ペトロリアムを買収する際に、バフェットが100億ドルの資金を優先株の形で提供したことに始まる。
この支援が、現在の大量保有の礎となった。
オキシデンタルは、米国最大のシェールオイル産地であるパーミアン盆地に優良な油田を保有しており、業界トップクラスの低コストで原油を生産する技術力を持つ。
この伝統的な石油事業が生み出す潤沢で安定したキャッシュフローは、特に近年のインフレや高金利の環境下で大きな魅力となる。
この「稼ぐ力」が、後述する未来への投資を支えるとともに、バフェットの投資における安全弁(ダウンサイドリスクの低減)となっている。
原油の将来が盤石でないことを誰よりも理解しているオキシデンタルは、その知見と技術を活かした新規事業に大胆な投資を行っている。
その筆頭が、大気中の二酸化炭素を直接回収する「DAC(Direct Air Capture)」技術だ。
子会社「1PointFive」を通じて、テキサス州に世界最大級のDACプラント「Stratos」を建設しており、2025年半ばには本格稼働を開始する予定だ。
このプラントは、稼働当初で年間50万トンのCO2を回収する能力を持つ。
これは、米国のインフレ削減法(IRA)による巨額の税額控除が強力な追い風となっている。
オキシデンタルがこの事業で優位に立てる理由は、原油の増進回収(EOR)技術で長年培ってきたCO2の地下圧入・貯留に関する豊富な経験と知見にある。
単にCO2を回収するだけでなく、それを安全に地中深くへ貯留するノウハウこそが、他社の追随を許さない競争力の源泉だ。
すでにマイクロソフトやAmazon、全日本空輸(ANA)などがCO2除去クレジットを購入しており、ビジネスモデルは確立しつつある。
将来的には100以上のプラントを建設するという壮大な構想も掲げており、気候変動対策が世界の不可逆的な潮流となる中で、この事業はオキシデンタルの新たな柱となる可能性を秘めている。
強み③:バークシャーと組む「リチウム精製」事業
もう一つの未来への布石が、EV(電気自動車)のバッテリーに不可欠なリチウムの精製事業だ。
ここでも、オキシデンタルは独自のアプローチと強力なパートナーシップで他社をリードしようとしている。
オキシデンタルは、地熱発電で汲み上げた地下水(熱水)からリチウムを直接、効率的に抽出する革新的な技術「DLE(Direct Lithium Extraction)」の特許を持つ。
従来、リチウム生産は広大な塩湖で長い時間をかけて水を蒸発させる必要があったが、DLE技術は環境負荷が少なく、生産効率を劇的に向上させる。
この事業の最大の鍵は、パートナーがバークシャー・ハザウェイ・エナジー(BHE)であることだ。
オキシデンタルの子会社「TerraLithium」は、BHE傘下のBHE Renewablesと合弁事業を設立。
BHEがカリフォルニア州で運営する地熱発電所の既存設備を活用して、リチウム抽出の実証プラントを稼働させている。
この提携により、オキシデンタルは莫大な初期投資を抑えて新規事業に参入でき、一方のBHEはこれまで活用されていなかった地下水から新たな収益源を生み出すことができる。
まさにWin-Winの関係であり、バークシャーがオキシデンタルの大株主であることで、この強固なパートナーシップは揺るぎないものとなっている。
EVシフトでリチウム需要が爆発的に増加すると予測される中、この事業は大きな成長が期待される。
結論:バフェットの狙いは「安全な投機」
これらの点を総合すると、バフェットのオキシデンタルへの投資は、単なる石油株買いではないことがわかる。
- 盤石な現在:低コストの石油事業が安定したキャッシュを生み出し、投資元本を守る。
- 成長する未来:DACとリチウムという、脱炭素社会で必須となる2つの巨大市場で先行者利益を狙う。
- 強固なシナジー:特にリチウム事業は、バークシャー傘下のエネルギー事業と直接的な相乗効果を生む。
つまりバフェットは、オキシデンタルを「リスクが限定された、非常に有利な条件のコールオプション(将来大きく値上がりする権利)」と見なしているのだ。
伝統的な事業で足元を固めつつ、未来のエネルギー市場の覇権を握る可能性のある事業に賭ける。
これこそが、バフェットがオキシデンタルに魅了され、投資を続ける本当の理由だと考えられる。
※この記事は特定の銘柄への投資を推奨するものではありません
iOSでは継続的に広告単価が下がり続けている
ATTの導入以来、iOSでは広告単価が下がりましたが、年を重ねるごとにさらに下がり続けています
ある程度下がればどこかで落ち着くかと思っていましたが、どうやら間違いだったようです
広告効果が出づらく、計測しづらくなったことで、出稿する広告主が年々減少しているのかもしれません
アプリの広告はオークションのように、多数の出稿者がいれば競り合って単価が上がっていきますが、出稿数が減少すれば単価は下がっていきます
Appleはアプリ内の広告から収益を得ていませんので、単価が下がっても、改善する措置を取ってくる可能性は低く、このままの傾向で推移していくでしょう
このようなわけで、iOSでは広告収益を得るのがどんどん難しくなっています
なのでiOSで収益を得るには、広告をあてにせず、広告を消すための課金を促し、そこから収益を得ることが重要になっています
広告は課金のための道具にする、そのようにみなした方がよさそうです
それ以外にも、課金をすると機能が追加されるなどの設定をして、サブスクの課金を促すとなおよいでしょう
近年、様々なサブスクのサービスが登場したことにより、ユーザーの意識において、継続課金へのハードルは下がっているものと思われます
アプリでもサブスクを導入するものは増えていますし、それを前提としてアプリを設計することが、収益を得る上で重要になっています
Androidでもユーザーが自主的に広告IDの使用を止めることができますが、こちらはiOSと違ってアプリ内で表示されるものではありませんので、そこまで影響はないようです
また、広告IDに変わる、ユーザーの関心を調査する仕組みをGoogleが導入するなどしています
Google自身が広告から収益を得ている企業ですので、広告単価が下がる措置を積極的に取ってくることはありません
このため、Androidでは広告単価は下がりにくく、こちらでは広告から収益を得る手段はいまでも有効です
このためAndroidでは広告と課金と、両方を収益源にすることができます
個人事業こそシビアにビジネス面を考えないといけないのかもしれない
ここ数年、個人事業のみで生活をしている。
個人でやることなので、何をやるかやらないか自分で決められる。
それはとてもよいことなのだけど、やってみたけどまったくお金にならなかった、という事態に陥ることもしばしば…いや、かなりある。
個人の興味や好みで何をやるかを決めると、ビジネス的には全然うまくいかないことにけっこうな時間を注いでしまった、ということになりがちなのだ。
企業はあらかじめ企画を立て、複数人で検討し、試算などしてから事業に取り組む。
それでも成功したり失敗したりするのに、検討をろくにやらずに適当に取り組むと、ほんとにうまくいかない。
あるいはすごく収益が少なくなる。
一部の人に評判はいいのだけど、規模としては小さいものにしかならなかった、ということも多い。
なのでお金を稼ぐためにやるのであれば、個人の活動であってもシビアに、ビジネス的に成功するかどうかを考える癖をつけておいた方がよいのかもしれない、と思った。
周囲から何かを言われることがない分だけ、余計にそれを強く意識した方がいいのだろう。
そうしておかないと、ついつい全然お金にならないことに多大な労力を費やしてしまったりするのだ。
大富豪であればそんなことを考えなくていいのかもしれないが、私はそうではないので、これからは考え方を変えていこうと思う。
今年の振り返りと来年の目標
今年は外注の仕事を一切受けず、自分が作ったものから得られる収入だけで生活をすることができた。
この点がまず大きな変化だったと言える。
具体的にはスマホアプリ、電子書籍、サイト運営による収入だけで、とりあえず生活費は賄えるようになった。
一方でスマホアプリの広告収益は、iOSの仕様の変更に伴って、単価が30%くらいダウンしたので、なかなか厳しい状況にある。
それでも、基盤となる広告の表示回数は増加したので、それによってマイナス分が相殺され、トータルでは広告収益は微増となった。
そして今年出した新しいアプリが、ある程度の規模で安定的にダウンロードされるようになっているので、来年は増収を目指すことができそうだ。
電子書籍は去年一冊出したきりで、どうなるだろうかと様子を見ていたのだけど、小規模ながらも収益源として扱っていくことができそうなので、今後も折を見て新しい本を作っていきたい。
とは言え、アプリと比較すると収益性は大幅に下がるので、ほとんど趣味の領域となっていくだろう。
ただ、書籍の場合はファンがついたりもするので、金銭的な価値だけでは測れない部分もあるように思えた。
文化的な活動として位置づけていくことにする。
プライバシーの重視によって、スマホアプリの広告配信には制限がかかり、収益が伸びていく事は期待しづらい状況にあるので、来年は別の方面に目を向けていくことにしようかと考えている。
具体的にはゲームの制作に本格的に取り組むつもりだ。
いちおう、スマホ向けのゲームを1本リリースした経験はある。
とは言えブランクもあるので、まずは1、2ヶ月程度で完成させられそうな、シンプルなゲームをいくつか作り、ゲーム制作の環境を整えていきたい。
いまのところはスマホアプリがメインの収入源になっているが、スマホ市場がいつまで安泰かわからないし、余裕があるうちに、有料で売れる水準のゲームを作れるようになっておきたいところ。
広告だよりはよくないな、というのがここ数年、あれこれやってきた結果として、得られた知見でもある。
たとえば、アプリのクオリティを上げても広告単価の向上にはつながらない、という問題がある。
クオリティに比例して、入ってくるお金が増えるようなことをしていきたい。
Googleからの検索流入をあてにしない方がいいという結論
これまで数年にわたってサイトを運営してきて、それなりに収益を得てきた。
しかしそこで得られた結論は、Googleのサービスを利用することを前提として、収益の計画を立ててはいけない、というものだった。
このサービスとは、Google検索やGoogle AdSenseをさしている。
今年の6月に入ってから、突如として検索流入の数が大幅に減少した。
原因はよくわからないのだけど、わからないのが最大の問題だ。
わからないことには対処のしようがないし、文句を言える先はどこにも存在しない。
ビジネスは、こちら側で制御できない要因が多くなればなるほど不安定なものになっていくが、Googleのサービスはそれが大きくなりすぎるという問題がある。
検索のアルゴリズムはざっくりと紹介はされているけれど、詳細が分からないし、たびたび変更され、それによってアクセス数に大きな変動が出てしまう。
そして減少しても、こちらからは異議の申し立てができないし、さながらGoogleが神のごとく、思うままに、自由自在にアクセス数を変動させてしまう。
そのようなものをあてにして収益を得ようと考えるべきではない、というのが、数年間にわたってサイトを運営してきたことによって、到達した認識だ。
このことにはしばらく前から気がついていて、サイトの運営はあまり重視しなくなっていたのだけど、今年になってその思いがいっそう、強まっている。
すでに他の活動をメインにすえ、個人活動の収益源にしているので、サイトの運営がイマイチになってもまあよいのだけど、今から検索流入をあてにして、サイトの運営をやっていこう考えている人がいたら、それはやめておいた方がよいだろうと思う。
もとより、ウェブにおける広告はすっかり嫌われ者になっていて、広告ブロックを導入するのが当たり前になっている。AdSenseはそうでもないが、たちの悪い広告業者がいっこうに排除されず、ユーザーを不快な思いをさせ続けたのが原因で、改善される見込みがない。この結果、iOSでは公式にブロックを導入する仕組みが用意されるようになってしまい、将来性が乏しい分野だと言える。
こういった背景があったので、サイトの運営にはだんだんと力を入れなくなっていたのだけど、今年になって、それがいよいよ極まったという感触を得た。
文章を書いたりコンテンツを作ったりするのは好きなので、これからは別の形でそれを展開することを計画している。
それである程度、成果が出せたなら、そのことを記事に書いていきたい。
関連コンテンツユニットの位置を変えたら視認率が大きく向上した
Adsenseの関連コンテンツユニットは以前、成果がもう一つだったので設置しないことにしていた。
けれど、WordPressのテーマを変えた関係で、関連記事を自動的にいい感じで出してくれるプラグインが使えなくなってしまったので、再度導入することにした。
配置は
・本文
・SNSシェア・フォローボタン
・関連コンテンツユニット
という順番で、視認率がわずか6%程度だった。
なので成果もあがっていなかったのだけど、ふと思いついて
・本文
・関連コンテンツユニット
・SNSシェア・フォローボタン
の順番に変え、関連コンテンツユニットをコンテンツの直下に置いてみた。
変更の結果
すると視認率が20%まで上昇し、大きな変化があった。
視認率が3倍以上になったので、クリック数が大幅に増加し、収益も増えている。
視認率の改善に伴って、しばらくすれば単価も上昇してくるだろう。
また、これによって関連コンテンツユニット経由の閲覧数が増え、PVの増加につながっている。
並びを変えるだけでもけっこうな違いが出る
このように、配置を変えるだけでもけっこう違いが出るので、関連コンテンツユニットの成果がいまいちだと感じてる人は、コンテンツにより近い場所に配置を変えてみると、よい影響が出るかも知れない。
元の視認率が低い理由
それにしても6%は低すぎでは、と思った人もいるかもしれないが、これは私のサイトがページ分割をしているためで、「次のページを見る」ボタンよりも下の領域は、かなり視認率が低めになる傾向にある。
関連コンテンツユニットとページ分割は、収益の面で見ると相性がよくないということになる。
SNSボタンの変更
ところでこの結果を見ると、SNSボタンのところで14%くらいのユーザーが、それより下を見なくなっていたわけで、これほど違いがあるのかとちょっと驚いた。
私のサイトの場合、シェアボタンが6個、それに加えて「この記事が気に入ったらいいね!しよう」という大きめのボックス、さらにはRSSやpocketなどのフォローボタンまで表示していたので、スマートフォンで見ると、画面全体を占有してしまうくらい、SNS関連の領域が大きかった。
このように、サイトの運営者にとっては重要だが、ユーザーの興味はあまり引かない領域が続くことで、離脱率が上がっていたのだろう。
これはよくないかなと思い、シェアボタンはフェイスブックとツイッターのみに絞り、あとはフォローボックスだけにして、SNSの領域を縮小させてみた。
もともとコンテンツのタイプが、SNSで拡散されやすいものではないので、SNSボタンに領域を割きすぎていたのは、マイナスの影響が大きかったのだろう。
SNSでの拡散が重要なサイトの場合には、関連コンテンツユニットはシェアボタンの下でもいいのだろうし、サイトのタイプによって、最適解は変わってくると思われる。
ブログのAMP使用を中止した
AMPには色々とメリットがあると聞いてワードプレスのブログに導入していたのだけど、先日使用を中止した。
メリットはモバイルでの表示速度が高速になることで、これは確かにいいと言えばいいし、AMPページの方が、若干だが広告の収益率も高かった。
しかしアクセス解析のデータがうまくとれなかったり、プラグインが干渉してAMPのページにエラーが出たりと、何かと管理に手間がかかってしまう。
サイトで新しいことをする際に、AMPに問題が出ないかを気にするのは、はっきりいって面倒くさい。
サイト管理の手間が増えるわりに、そこまで大きなメリットがあるわけでもなかったので、すっぱりと使うのをやめることにした。
エラーが出ると、その検証に手間が取られてストレスがたまる。
自分で掌握しづらいものは使わない方がいいな、とつくづく思った。
それに、日本の通信環境は安定していて高速なので、他国と比べてAMP導入のメリットが小さいのではないかと思う。
中止する方法
使用を中止する際には、AMPのページにhtaccessで301か302リダイレクトをかけ、ヘッダーに記述していた rel="amphtml" を削除する必要がある。
詳しい方法はgoogleのドキュメントに書いてあるので、参照されたし。
Remove AMP Content from Google Search | Search | Google Developers
これを設定すると、しばらくするとAMPページは消えて、普通のページに検索結果が出るようになるらしい。
というわけで、さらばAMP。